ポートベローマーケットをノッティングヒルから北上した、Ladbroke Grove駅近くのMuse At 269 Galleryでのオープニング帰り、通りから奥まった所に何やら不思議な灯りを見つけて入ってみたところ、こぢんまりとした家庭的な雰囲気のイタリアンレストランがあらわれました。
夕飯はすでに終えていたのですが心惹かれるものがあり、食後のお茶とデザートをいただくことにしました。予想をはるかにこえる、楽しくおいしいデザートでした。
店自体は奥まっているので見つけにくいですが、このポップな看板を目印にしておくと見逃さないと思います。
入店して店員さんに「デザートだけ食べたいんだけど…」と尋ねると、快くDolci(イタリア語で、デザート)のページを開いて見せてくれました。デザートメニューだけでも7種類!
店内では2組のグループがクリスマスパーティをしていましたが、そこまで騒がしくもなく、おばあちゃんのおうちにお邪魔したような、不思議な雰囲気です。
ハムや野菜、オリーブオイルなど、イタリアの食材が所狭しと並んでいます。クリスマスプレゼントのボックスが上からつるされたデコレーションにもセンスを感じます。
カモミールティーとフェンネルティー(各£2.50)
お花とハーブのお茶を一杯ずつ。ティーバッグでしたが予想以上においしかったので、このティーバッグのブランドを尋ねるとイタリアから買い付けているものだそうで「そこらへんのスーパーでは売ってないよ」、とのこと。なるほど、お茶にもしっかりこだわっているんですね。
Pastiera Napoletana (£5.50)
ナポリの代表的なお菓子、パスティエラです。元々は、4月のイースター(キリストの復活祭)に食べる特別なお菓子でした。その調理法は、麦を牛乳で煮たもの、卵、リコッタチーズ、オレンジピール、オレンジフラワーウォーターを、タルト生地に流し込んで焼いたもの。今回のパスティエラには、バニラアイスとほおずきが乗せてありました。
一口食べると、まず生地のほくほくさが感じられます。次に広がるのはオレンジフラワーウォーターの不思議な香り。カモミールティーにもっとお花の香りを足したようなイメージの、香り付け用のハーブドリンクです。うるさくない程度にオレンジピールが入っているのもポイントのひとつです。
パスティエラ自体は温かく、その上に冷たいバニラアイスが乗っているので、一緒に食べた時の口の中での温度差もおもしろさを出しています。
Home Made Tiramisu (£5.95)
Portobello Garden Caffe’ 自家製ティラミス。言わずもがな美味の一品です。一般的なティラミスと比べると、クリームにコーヒーの粉のようなつぶつぶが感じられ、新鮮な食感でした。
中身はふつうのティラミス?と思いきや、ウエハースやチョコチップがクリームや生地の間に隠されており、2人でつついて食べると宝探しのようでした。何人かでシェアして、お宝を見つけることをおすすめします。
ちなみにわたしはなかなかチョコチップにはありつけませんでしたが、友人はチョコチップをたくさん探り当てていました。くやしい。
ひとこと
店員さんはみんなイタリア人で、気さくな感じでした。閉店間近に店内写真を撮っていると、自慢のハムやチーズをもう仕舞い終えていたので、写真に写らなくて残念そうにしていました。次回はおなかを空かせて、夕飯をきちんと食べに行きたいです。もちろん、ドルチェもリピートします。
お店の情報
住所 | Portobello Garden, Portobello Road, London, United Kingdom | |
電話番号 | 020 7792 8419 | |
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